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偶然というには?

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Bychaospapa

初めての広島、ある望みがありました。
(この話、人によってはつまらない話なので読み飛ばしてください)

「広島弁」を地元の人の言葉でじかに聞くこと ..... 僕が若い頃、「仁義なき戦い」というヤクザ映画が流行っていました。

菅原文太が主演のその映画は、(日本のサム・ペキンパーと云われた)深作欣二のメガホンで、若い僕に強烈な印象を残しました。僕はヘンな奴なので、原作を読み、極めてフェチでアウト・ローな物語について勉強したのです。(いま考えると、くッだらねぇ〜!)

で、広島に着いて

..... 飯を喰おう ..... せっかくだから「広島焼き」を喰おう!

ホテルから近い飲食街で、年老いた夫婦がやっている寂れた暖簾「味自慢 お好み焼き」の店へ

おばちゃんに「広島風お好み焼きですか? あと、ビールください」と

汚く、だらしなく、かなりいい加減な店。
でも? テレビの横に画鋲で留めてある一枚の紙切れ .....

「人の道」

忘れてはならないもの「恩義」
捨ててはならないもの「義理」
人に与えたいもの「人情」
繰り返してはならぬもの「過失」
通してはならぬもの「我意」
笑ってはならぬもの「人の失敗」
聞いてはならぬもの「人の秘密」
お金では買えないもの「信用」

二組いたお客さんが帰ったあと、「実は ..... 」と切り出した映画の話

BINGO!

おとうさん(おじいちゃん)は、その筋の人で「旅の人、ヘンな話を聞きたがるねぇ」と笑いながら「実録!むかし話」のはじまりである。

映画で慣れ聞いた広島弁。本物、お父さんの顔がだんだんと若返って、当時の武勇伝へ。そばで聞いているあねさん(おばあちゃん)が、たまに合いの手を入れる。

誰がみても、絶対、ふつうのお年寄り夫婦にしか見えない。でも、人には歴史があるのです。とっておきの自慢話が ..... 映画の話がいかに実話そのものだったか、だんだんと興奮してきて、

あぁ、事実は小説よりも奇なり!  そうなんだ、本物が一番すごいんだ。

本や映画では出てこないお父さんの話。「実は、さらわれて、地下室で水責めにあって、死ぬかと思ったよ。すぐ、この先だよ。まだあるんだ」..... 文才がないのでリアルさが伝わらない?

いい加減酔っぱらった頃。ほかのお客も入ってきたので、お勘定を頼むと、「旅から世話になるわけにはいかねぇ」と1,500円しか受け取らない。「おごらせてください」と言って注いだビールの分は要らないと頑なに ..... 。

映画の中のセリフだが「広島ヤクザはイモかも知れんが、旅の風下に立ったことは一度もないんでぇ」 ..... くぅ〜、痺れちゃう!

日本一の山口組に刃向かった広島ヤクザの心意気に敬意を表し、「広島へ来たら、また寄らせてもらいます」と店を出た。

今夜は、肩で風を切ってホテルまで帰ろう!

(夫)

P.S.
どうして? あの店に入ったのか不思議でなりません。普段の僕なら決して入らない店ですから。
でも、入らなければ「生の広島弁」は聞けなかったかも知れないし、おまけの話まで。やはり、動物的なカンなのでしょうか?

明日の仕事が終わったら、羽田経由で札幌へ帰ります。
とても暑い思いをした一週間でした。
来週も、月曜 07:30 の便から一週間が始まります。土・日だけは札幌に居れるので、幸せです。
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Comments 2

店員A  

No title

’広島のヤクザはイモかもしれんが、、’’って小林旭のせりふでしたか?
しかしそういったお話を引き出せる、、と言うのは人望だと思います。見習いたいと思います。

2009/09/04 (Fri) 06:45 | EDIT | REPLY |   

夫  

No title

> A さん
あははは、よーくご存じで。「頂上作戦」だったかな?

2009/09/04 (Fri) 08:36 | EDIT | REPLY |   

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