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父が死んで 40 年か .....

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Bychaospapa

友だちが、「お正月にでも、ゆっくり読んでください」といって、奥様よりも先に貸してくれた「不毛地帯 全5巻」。

読み始めたら度を超してしまうのが小説の罪であり、つい夜更かしをしてしまう。
主人公がシベリアの収容所に入れられるくだり ..... 40 年前に死んだ父を思い出してしまった。

僕の父は明治40年生まれ、青春期の大半を戦争で過ごした職業軍人であった。終戦を奉天(瀋陽)で迎えてシベリア送りとなり、帰国後に母と結婚して僕が産まれる。

往時をあまり語りたがらない父であったが、抑留生活の話として強烈に印象に残ったこと .....

「収容所が変わって、最初にすることは『秤』をつくること」
「はぁ?」
「食べ物を公平に分けることが一番なんだ」

あてがわれる乏しい食べ物を同じ量に分配することが大切で、兵隊は沈黙し、眼を皿のようにして見つめているのだという。エンドウ豆が数粒入る時なぞは、その数を数えて、1個少ない者は次の時に1個多くもらえるといったことをキッチリしなければ喧嘩になるのだという。

その「秤」の話が小説に出てきた。

19 歳の時に死んだ父の想い出がよみがえった。  南無釈迦牟尼仏

(夫)

P.S.
父から聞いた、もう一つの強烈な話が出てくるのかが楽しみである。
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Comments 2

逆廻りのマグロ  

No title

とてもいい話ですね!
いま不毛地帯見ていますがリアルですね!

2009/12/10 (Thu) 22:30 | EDIT | REPLY |   

夫  

No title

>逆廻りのマグロさん
なんか、昔話でスミマセン。 原作をどうぞ!

2009/12/11 (Fri) 10:09 | EDIT | REPLY |   

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